環境問題や社会問題などで起業を目指す人が読むべき本を紹介するよ




どーも!晴耕雨読で最近は雨の日に本を読んでることが多い、えんたく(@Entaku98)です!

ある時勧められた本で、面白いから絶対読んでみて!と言われて勧められたこの本。

「捨てない未来」はこのビジネスから生まれるという本なんですが、めっちゃ面白かったんです。

環境問題を訴えて、誰もが名前を知っているような大企業とコラボし、創業8年程度のベンチャーの会社なのに150を超える企業・団体と消費者をつなぐプラットフォームを実現した会社なんですよねぇ…すごすぎる。

しかも創業から100ヶ月以上連続で単月黒字を達成している、赤字知らずの会社でもあるとか。

表紙の『売る』だけの時代は終わった。というのも非常に面白いですね。

この本が面白かったので、今回はこの本の内容について書いていこうと思います。

「石油を一滴も使わない社会を、ビジネスで作る」から始まる

はじめにこう書かれて始まるこの本。

僕はこの発想というか、言葉を聞いただけでワクワクします。

知り合いにこの本を借りてサラッと見た時に、最初にこの「石油を一滴も使わない社会を、ビジネスで作る」というフレーズを見た時から、この本は買おうと思ったんですよね。

ふとしたことが原点

作者の方は繊維業界に長く勤められていて、毎年たくさんの服が何百万トンも捨てられているということに疑問を持っていました。

地球の資源は有限で、しかも日本は資源が少ない…それでも捨て続けているということに憤りと問題意識を持っていたのです。

そんな時、2006年に世間でバイオエタノールが流行り始める。

アメリカでトウモロコシを原料にバイオ燃料を作り、環境問題を解決できるとして急速に市場を拡大しているという話を発見。

そこで作者は

「トウモロコシからバイオエタノールを作れるんなら、同じ植物の『綿』でできた服からもバイオエタノールができるんちゃう?

とふと思い、異業種交流会で知り合った人に「繊維リサイクルをやりたい!」といったのが始まり。

やりたいと思っていたことを、ふとした発見から関連付けて、これならいけるかも!と思っていろんな人に語りかけるという行動はすごいなぁと思わされます。

その発想の転換から始まり、技術を開発したり、すでにある技術の応用を発見していくエピソードは面白かったです。

むしろ繊維の時と同じパターンで、思いついてから技術を模索したと言うのが正直なところです

という言葉が本にも書いてありましたが、やってみよう!と思ってから技術(やり方)を考えるプロセスなのがいいですよね。

ベンチャー企業なのに大企業とコラボするという発想

技術は確立したけど、どうやって広めていくのか。

営業を繰り返していく中で一つの足がかりを見つける。

良品計画(無印良品を売っている会社)の社長さんに

「小売店やメーカーが物売るだけの時代終わった。これからは、使い終えたものを集めるとこまでやって初めてお客さんが来てくれる」

という言葉をかけてもらって、協力してもらうことになるんですよね。

自分では思っていなかった発想も、いろんな人に訴えかけていくことで、アイディアとしてもらえる。

そんな事例を見せられた気がしますね。

ところどころで、経営の戦略というか、発想や考え方も出てくるのも面白いです。

〈しくみ〉を作り〈ブランド〉を確立することに力を注ぎました。

それは消費者の行動が変わらなければ毎年何百万トンの衣料品が破棄される現実は変わらないと言う思いがあったからです。

環境問題を考えたりしていると、どうしたら世の中を変えることができるのかと考えたりすると思います。

僕も健康に関してよく考えるので分野は違うけど、非常に参考になる考え方ばかり。

環境でしっかり儲けて得た収益で新たな価値を社会に提供し「消費者参加型」の仕組みで社会を変えて行く。

僕がこの本を読んでいて中盤にさしかかる辺りで出て来たこのフレーズ。

シビれました!

語られる〈ブランド〉と〈仕組み〉の大切さ

環境問題を掲げて何かをしていく上では、想いが大切かもしれません。

確かに大切なんですが、それだけでは大きなことを成せないことも語ってくれています。

アップルと日本のメーカーの違いはどこにあるのか…私が思うにアップルにあって日本企業に欠けているのは複雑な様相シンプルなパッケージにまとめ上げる「仕組み」の力とそこに付加価値をつける「ブランド」の力です。

シンプルなパッケージの裏に隠された複雑な仕組みは一朝一夕に真似る事はできません。

技術に自信がないのかと言われれば、それはもうあり過ぎる位あるのですが、技術だけで勝負しているわけではありません。

むしろたとえ「技術」は真似されても事業そのもの決して真似される事は無い「仕組み」であり「ブランド」を作ることこそ私の役目だそんなふうに考えています。

想いや技術、発想だけではビジネスは大きくできない。

ビジネスを大きくできなければ社会問題は解決できないと突きつけられている気がしてきますね。

実際に事業を短期間で大きくしてきたの話を聞くと、いくら社会問題を解決していく社会起業でもブランディングと仕組みづくりが大切だと痛感させられます。

スポンサーリンク

大胆に非常識に成功する

この言葉は僕が大学4年生の時に出会った、ある社会起業家の方の言葉なのですが、この言葉をふと思い出しました。

大胆に非常識に成功する。

この言葉には普通の人が考えつくようなことではなく、一見、非常識だろ!と思うようなことを大胆に実行することが成功する鍵だというニュアンスが込められています。

イオンとセブン&アイの小売業の二強にがっちり握手をしてもらえれば…

作者である岩元さんの、この発想を抱いたという時に、上の言葉を思い出しました。

やはりあの言葉は本当だったんだなと。

循環型社会を作ろう。

戦争なくすために地上資源を循環させよう。

と言う大きな目標を業界を超えて共有すると、利害を超えた取り組みへと昇華させることが可能になります。

 

消費者が思わず参加したくなるブランドを作る。

ブランドを作っていく上で大事な考え方も書かれていました。

消費者が共感できる、わかりやすい仕組みを作り上げることです。

使わなくなった服を集めて車を走らせよう。とか。

岩元さんが作った「日本環境設計」という会社が、自社の技術で作ったバイオエタノールを使って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という映画で出てきたデロリアンというタイムマシーンを、主人公たちが辿り着いた2015年の10月21日に走らせようと企画をして、成功させたんですよね。
デロリアン
なんかこういうのって面白そうじゃないですか。


大企業の担当者も消費者も思わず参加したくなる具体的な未来像を提示されたら
その企画やプロジェクトに参加したくなりますよね。

環境活動って、なんか堅い、難しいみたいなイメージがあるところをワクワクできる企画をしていくこと。

これって大事だなぁと思わされました。

現実的なところも考えさせてくれる

社会起業を考えるんだったら「仕組み」や「ブランド」「技術」などが必要なのはわかってくる。

それだけではこの本は終わらないんです。

マネタイズ、お金を回し続けるやり方もちゃんと考える必要があること、そしてどうやってきたのかもちゃんと書いてあるんですよ。

個人的にこの部分をちゃんと書いてくれているのはすごく参考になりました

社会起業だけでなく普通に起業をする人でも非常に参考になる部分目白押しなんですよ。

土地の支度も含めてゼロから工場を作ろうとすると10億や20億かかるのは明白でした。

それでも私たちの手元にあったのは2人で出した120万円だけ…

小さなベンチャーが不可能を可能にしたのか今思うとその秘訣は「縁」と「工夫」にあったように思います。

よくある技術ベンチャーと当社の大きな違いがあります。

残念ながらよくあるパターンは、技術のアイデアを思いついた時点で、収益どころか、技術開発の目処さえ立っていないのに起業してしまうことです。

単純な算数ですが収入もないのに支出だけがかさめば、いつかは資本金が底をつき、会社は立ち行かなくなってしまいます。

もう一つのパターンは自社の技術にこだわりすぎて他社との連携を拒みがちなことです。

新しい技術で市場が立ち上るまでには時間がかかります。その間のキャッシュフローどう作るかそれを考えておく必要があります。

技術でどうお金を作るかも重要ですが、1つの事業が立ち上がるまでの間の会社としてのお金の作り方や回し方も、きわめて重要です。

環境やCSR(Corporate Social Responsibilityの略、企業の社会的責任)を「理想」としてだけでなく数字に落として「経営」の言葉として語る

それが当社のようにリサイクルビジネスを展開する企業にとっての重要な営業戦略です。

マネタイズをどうしていくか。事業をやっていく上では大事ですね。

なぜリサイクルでビジネスをすることにたどりついたか?についても語られている

岩元さんがなぜこのような活動をしていくことになったか。

その背景や歩んできた道のりも語られています。

消費者の意識が変わり、行動が変わると、社会が大きく変わると言う肌感覚をつかんだことです。

もう一つの気づきは、消費者の行動に変化を促すのは、日々の生活につながる実感以外の何物でもないと言うことです。

もしかしたら、あなたの歩んできた道のりの中にも、社会起業をしたいと思えるような出来事があるかもしれません。

そんな気づきも見つけられるかもしれません。

まとめ

僕は普段本を一気読みしないというか、できないタイプなんですが、この本はめっちゃ面白くって一気読みしてしまいました

本自体も読みやすく、1ページが普通の本は20行程度なのですが、この本は最大15行で行間も結構空いていて文字も大きめなので読みやすかったです。

社会起業を考える人がどうビジネスを作っていくのか?

どうやって一つの発想から会社を大きくしていくのか考えるいいヒントになる本でした。

もったいない精神というか捨てられているものを、うまく使っていこうという発想はこれからの時代、大切な考えな気がしましたね。

ちょっとでも興味を持った人は買ってみてね!オススメです!

The following two tabs change content below.
遠藤 拓也(えんたく)

遠藤 拓也(えんたく)

89年生まれ。父親や親戚が病気で亡くなって健康に気を付けたり、30kgのダイエットをする中で食の大切さを実感。 食への興味から農業を志して、大学生の時に農業を始め、ご縁で肥料の会社に就職するも自然栽培がしたいと、半年で辞める。 自然栽培やオーガニックな農園を、転々としながら3年研修したのち、自然に寄り添う農業と、自分らしい生き方を模索中。 1ヶ月以上続けて住んだり、農業をした場所は10県14ヶ所




共有するならこちらから!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

遠藤 拓也(えんたく)

89年生まれ。父親や親戚が病気で亡くなって健康に気を付けたり、30kgのダイエットをする中で食の大切さを実感。 食への興味から農業を志して、大学生の時に農業を始め、ご縁で肥料の会社に就職するも自然栽培がしたいと、半年で辞める。 自然栽培やオーガニックな農園を、転々としながら3年研修したのち、自然に寄り添う農業と、自分らしい生き方を模索中。 1ヶ月以上続けて住んだり、農業をした場所は10県14ヶ所